失敗しないホテルの選び方とは?イタリアのホテル事情と相場について知ろう

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イタリアのホテル
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海外旅行で最も悩ましく、できることなら失敗したくないのが「ホテル選び」ですよね。
特に観光重視の場合は、どうせ寝るだけだから…と割り切る方も多いのではないでしょうか?そう思っていても、誰だって素敵なホテルやコスパの良いホテルに泊まりたいですよね!このページではイタリアの「ホテルの選び方」「ホテル事情」「宿泊税」について紹介します。ホテル選びの際はぜひ参考にして、自分にぴったりのホテルを見つけてくださいね。

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失敗しないイタリアホテルの選び方

ホテル選びで最も大切なのは、自分は何を重視するのか希望を明確にすることだと思います。「立地と価格重視だから設備にはこだわらない」「とにかく価格重視だから立地にはこだわらない」など価格、立地、設備・サービスの中で何が譲れないのか考えましょう。また、同じような条件のホテルをいくつか比較したり、口コミや評価をしっかりと確認することもホテル選びで失敗しない秘訣です。

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一般的な3つ星ホテルの朝食バイキングです。ハムとコーヒーが美味しいのはさすがイタリア!

ホテルの種類とランク

イタリアのホテルは大まかに「ホテル」「B&B」「アパートメント/レジデンス」「ユースホステル」の4種類あります。各施設の特徴については、下記表を参考にしてください。

ホテルの種類特徴
ホテル多くの人が泊まるであろうホテルですが、以下3施設との違いはスタッフが常駐しているので何かあっても24時間対応してくれます。
B&BBed and Breakfastの略で、宿泊と朝食を提供する手頃な宿泊施設のこと。住宅などをリフォームした、家族経営のアットホームな宿が多い。
アパートメント/レジデンスキッチンや家具などが付いた貸部屋のことです。まるで暮らすように現地滞在できるので、長期旅行におすすめ。
ユースホステル主にバックパッカー向けの格安な宿泊施設です。基本的に部屋・シャワー・トイレ・洗面所は共同になります。

ホテル選びの基準にしている人も多い「星の数」ですが、残念ながらイタリアのホテルのランク付けはあてになりません。特に最もニーズの高い3~4つ星ホテルのランク付けは、かなりいい加減と言えます。3つ星なのに4つ星並みのサービスや設備があったり、逆に4つ星なのに3つ星並みで不満を感じたり…。目安にはなりますが、星の数だけでホテルを選ばないほうが良いでしょう。

【1~2つ星ホテル】
設備・サービスともに最低限で、寝るだけの場所と思ったほうがいいでしょう。朝食は菓子パンにコーヒーだけのような軽食が多いです。

【3~4つ星ホテル】
多くの人が安心して利用できるレベルのサービス・設備を備えています。ただし、ホテルの質は期待以上だったり以下だったり、と幅が広いです。朝食はバイキング形式のところが多く、ハム・チーズ・卵・ヨーグルト・フルーツなどもあります。

【5つ星ホテル】
ホスピタリティ溢れるサービスと、文句なしのお部屋・設備が期待できます。朝食もさらに豪華で美味しいバイキング形式です。

料金相場

イタリアのホテルは都市によってかなり価格差があり、ローマ、フィレンツェ、ベネチア、ミラノなどの人気観光地は高く、地方都市は安い傾向があります。また時期によっても価格差があり、3~10月のオンシーズンは高く、11~2月のオフシーズンは安いです。オフシーズンであっても、クリスマスや年末年始、カーニバルなどのイベントが開催される時期は高くなります。

人気観光地のホテルは1~2つ星ホテルは1万円前後、3~4つ星ホテルは1~3万円くらい、5つ星ホテルは3万円以上~を目安として考えてください。水上都市のベネチア本島だけは特殊で、人気エリアにあるホテルは5万円前後~が相場です。

立地条件

【中心部ホテル】
基本的にイタリアは、観光スポットが中心部・旧市街に集まっている都市が多いです。価格は高めになりますが、観光重視なら中心部にあるホテルが断然おすすめです。また都市間移動がある方は、地下鉄駅や鉄道駅の近くに宿泊すると移動に便利でしょう。旧市街地や街全体が世界遺産に登録された場所では、建物が古く設備や水回りがイマイチ…というホテルもあります。これは古い街並みを残すため建物があまり改築できないからなので、口コミを確認することが大切ですね!

【郊外ホテル】
新しいホテル、格安なのに設備がしっかりしているホテルは郊外にあります。観光や移動には不便ですが、立地よりもホテルステイを重視する方、お得感のあるホテルに泊まりたい方はこちらがおすすめです。郊外ホテルの周辺には、レストランやスーパーなどのお店が少ない場合もありますので注意しましょう。

おすすめホテル

ローマ、フィレンツェ、ベネチアの価格・立地・設備のバランスが取れたおすすめホテルを厳選しました。ホテル選びの際は参考にしてみてください。

  ローマのコスパの良いおすすめホテル10選!観光にはテルミニ駅周辺が便利
  立地とコスパの良い格安ホテルはココ!フィレンツェのおすすめホテル10選
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気になるイタリアのホテル事情について

日本で当たり前だと思っていたことが、海外では違うということがたくさんあります。イタリアのホテルに関しても、日本のホテルと異なる点がいくつかありますので覚えておくと便利です。日本と同じレベルを求めるとイライラの原因になりますので、「こんなものか」と受け入れる寛容さも大切かもしれません。

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写真左はビデと普通の便器、写真右はイタリア式壁掛けドライヤーです。

設備

【お風呂】
お風呂大好き日本人にとっては残念なことに、バスタブが付いていないホテルが多いです。ヨーロッパではバスタブに浸かる人が少なく、シャワーが主流だからなんです。5つ星ホテルは心配いりませんが、4つ星ホテルでもバスタブなしの場合があります。

【トイレ】
バスルームには、不思議なことに便器が二つ並んでいる場合があります。一つはもちろん普通の便器です。もう一つの便座がなく、蛇口が付いている方は「ビデ」というお尻や足を洗う場所なので間違わないようにしましょう。

【ドライヤー】
最初は驚かれる方も多いと思いますが、洗面所の壁から掃除機みたいなホースが伸びている謎の物体…これがイタリア式壁掛けドライヤーです。このタイプのドライヤーは非常に風力が弱く、乾かすのに相当苦労します。特に女性の場合は、海外対応ドライヤーを持参した方がいいかもしれません。
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【水道水】
日本の軟水と違い、イタリアは石灰分を多く含んだ硬水です。一応飲めるのですが、硬水は合わないとお腹を壊すこともあるので飲用はおすすめしません。歯磨きやうがいをする分には問題ありませんよ。

【ポット】
湯沸しポットは、ほとんどのホテルに付いていないと思っておいてください。どうしてもお湯が必要な場合はフロントに頼んでみましょう。

【テレビ・エアコン】
3つ星以上のホテルなら付いていることが多いです。

【セーフティボックス】
これも同じく3つ星以上のホテルなら付いていることが多いので、外出の際は不要な貴重品を置いて出かけましょう。

【Wi-Fi】
イタリアのWi-Fi環境は、電波の弱いところも多いです。私達が宿泊したホテルでも無料Wi-Fiを使えたのですが、電波が弱くて使い物になりませんでした。海外WiFiレンタルは1台借りるとスマホ5台まで接続可能なため、数人で旅行する場合は携帯会社の海外ローミングサービスよりもお得になります。1日あたりの利用料金は約1,000円が相場なので、各レンタルプランを比較してみると良いでしょう。
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【エレベーター】
日本では考えられませんが、イタリアではエレベーターのないホテルが存在します。これは古い街並みを残すため建物があまり改築できないからなので、一概にダメなホテルというわけではありません。

アメニティ

日本では当たり前に備え付けられているアメニティですが、イタリアでは期待しないほうが賢明です。確実に置いてあるのは、固形石鹸とバスタオルくらいです。ハブラシ、パジャマ、スリッパはまず備え付けられていないものと思ってください。5つ星ホテルはわりと充実していますが、3~4つ星ホテルはバラつきがあります。シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、カミソリなどの基本アイテムすら揃えていないこともあります。あらかじめ愛用品を用意していくのが安心ですね。

その他サービス

【チップ】
基本的に宿泊料金にはサービス料が含まれているので、高級ホテル以外はチップが不要です。特別なサービスを受けたときは、感謝の気持ちとして渡す方がスマートです。ポーターは荷物1個に付き1ユーロ、店の手配などは1~10ユーロが目安になります。

【両替】
ホテルでの両替は最もレートが悪いのですが、急にお金が必要になった際に便利です。そこそこのランク・大きさのホテルならフロントで両替してもらえるので、必要最低限だけ両替しましょう。

【洗濯】
持参できる荷物には限りがありますから、ある程度長い旅になると必要になるのが洗濯です。少量なら部屋で手洗いもできますが、たくさんある場合はホテルのランドリーサービスや近くのコインランドリーを利用しましょう。ホテルのランドリーサービスは料金高めなので、金額をしっかり確認してくださいね。私達はホテルの近くにあったコインランドリーを利用し、洗いは9キロ/40分で3ユーロ、乾燥は18キロ/8分で1ユーロでした。

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イタリアの宿泊税について

イタリアでは観光客がホテルなどに宿泊する際に、宿泊税(滞在税)を徴収しています。税額は宿泊する都市、日数、時期、ホテルランクによって異なります。ホテル以外にもB&Bやレジデンス、ユースホステルなどに宿泊しても徴収されます。1人につき1泊ごとに課税され、泊数や年齢によっては免除される場合もあります。基本的にはチェックアウト時に支払い、ツアーの方でもツアー代金とは別に現地で支払わないといけないので面倒な制度ですね。個人でホテル予約サイトから宿泊予約された方も同じで、予約時の料金には宿泊税は含まれていませんので現地で支払いましょう。多少金額が前後する場合もありますが、各都市ごとの税額は下記表を参考にしてください!

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フィレンツェで泊まった2つ星ホテルの宿泊税の領収書です。当時は1人1泊2ユーロだったので、2ユーロ×2名×2泊で8ユーロでした。

ローマの宿泊税

年間を通して税額の変動はありません。さすがは強気の観光都市ローマ、イタリアの中では最も高い税額が設定されていますね。

ホテルランク宿泊税額免除条件
1つ星3ユーロ11泊目以降
9歳以下の子ども
2つ星3ユーロ
3つ星4ユーロ
4つ星6ユーロ
5つ星7ユーロ

フィレンツェの宿泊税

同じく年間を通して税額の変動はありません。ローマに比べれば良心的な設定金額ですね。

ホテルランク宿泊税額免除条件
1つ星1.5ユーロ8泊目以降
9歳以下の子ども
2つ星2.5ユーロ
3つ星3.5ユーロ
4つ星4.5ユーロ
5つ星5ユーロ

ベネチアの宿泊税

ベネチアは宿泊エリアが3つに区分されており、各エリアによって設定税額が異なります。また、料金表の税額はハイシーズン価格になっており、ハイシーズン以外の時期は「ハイシーズン税額の70%」が徴収されます。※ハイシーズンとは1/1~1/6のすぐ後にくる日曜までと、2/1~12/31のことです。

宿泊エリアホテルランク宿泊税額免除条件
ベネチア本島
ジュデッカ島
サンクレメンテ島
1つ星1ユーロ6泊目以降
10歳以下の子ども
11~15歳は設定税額の50%
2つ星2ユーロ
3つ星3.5ユーロ
4つ星4.5ユーロ
5つ星5ユーロ
リド島
ムラーノ島
ブラーノ島
1つ星0.9ユーロ
2つ星1.8ユーロ
3つ星2.8ユーロ
4つ星3.6ユーロ
5つ星4.5ユーロ
イタリア本土のメストレ地区1つ星0.7ユーロ
2つ星1.4ユーロ
3つ星2.45ユーロ
4つ星3.15ユーロ
5つ星3.5ユーロ

ミラノの宿泊税

ミラノはとても太っ腹な街で、ピークシーズンの7~8月と12/10~1/10は50%免税なんです!

ホテルランク宿泊税額免除条件
1つ星2ユーロ15泊目以降
18歳以下の子ども
2つ星3ユーロ
3つ星4ユーロ
4つ星5ユーロ
5つ星5ユーロ
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