ウフィツィ美術館の予約と攻略方法!これだけは見逃せない作品も紹介

広告
1日目 ウフィツィ美術館と周辺の観光
スポンサーリンク

フィレンツェを訪れたら、必ず見学したいスポットの一つがウフィツィ美術館です。ウフィツィ美術館にはイタリア芸術の巨匠たちの作品が多数展示されており、この貴重な絵画を一目見ようと世界中から来館者が訪れます。そのため、予約なしで来場しようものなら長時間並んで待たされるケースも多くあります。

そこで今回はウフィツィ美術館の行列を回避できるよう、チケットの予約方法(2020年2月最新版)、「予約なし」で行列を回避するポイント、ウフィツィ美術館の基本情報、必見作品10選などを徹底解説していきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ウフィツィ美術館について

ウフィツィ美術館は、16世紀にフィレンツェを支配していたメディチ家が建てた美術館です。メディチ家の当主コジモ1世がヴァザーリに設計を依頼し、元々は行政事務所として利用するために建設されました。長い年月をかけてメディチ家が収集してきたコレクションは18世紀から公開され、展示作品は2500点にものぼります。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ラファエロなど巨匠たちの作品がずらり!ルネサンス期を代表する国宝級の絵画が集まっており、世界屈指の美術館です。

美術館への行き方

・フィレンツェ駅(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)から徒歩約20分
・ドゥオモから徒歩約8分

ウフィツィ美術館へのアクセスは、フィレンツェ駅からだと20分くらい(約1.4㎞)かかるので、フィレンツェ駅前広場にあるタクシー乗り場からタクシーで移動すると良いでしょう。フィレンツェ駅から徒歩で向かう場合は、駅前広場を突っ切り「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」の横を通過し、パンツァーニ通りを直進すると「ドゥオモ」が見えてきます。ドゥオモからは400mほど直進し、ヴァッケレッチャ通りを曲がり、「ヴェッキオ宮」の右横の小道を曲がるとウフィツィ美術館に到着します。

美術館の入口

ウフィツィ美術館はコの字型をした建物で、入口は2つに分かれています。チケットを事前に予約したら、3番窓口で受け取る必要があります。
①予約者専用の入口
②予約なし・当日券購入者の入口
③チケット予約者の受け取り窓口

開館時間

火曜~日曜 8:15~18:50
美術館への最終入場は18:35まで、チケット売り場は18:05まで。

休館日

毎週月曜、1/1、5/1、12/25

入場料

DSCN9509

 3月1日~10月31日11月1日~2月28日
現地購入20ユーロ12ユーロ
ネット予約24ユーロ16ユーロ

・2018年よりウフィツィ美術館の入場料は変更になり、ピークシーズン(3月1日~10月31日)とローシーズン(11月1日~2月28日)で料金が異なるようになりました。
・毎月第一日曜は、無料で入場できます。
・子供(18歳以下)は入場無料なので、当日はパスポートを持参しましょう。
・日本語オーディオガイドは1台6ユーロ、2台10ユーロで借りられます。

施設案内

ウフィツィ美術館は1階(Ground Floor)、2階(First Floor)、3階(Second Floor)の3フロアで構成されています。1階には美術館の入口やチケット売り場、ミュージアムショップなどがあります。作品が展示されているのは、2階と3階になります。

【クローク】
大きな荷物や傘は館内に持ち込めないので、無料のクロークに預けます。

【オーディオガイド】
1階のチケット売り場横にあるカウンターで、日本語版オーディオガイドが借りられます。

【トイレ】
美術館内にはあまりトイレがありませんので、見学前に済ませておくのが安心です。イタリアでは貴重な無料トイレで、1階・2階・3階にそれぞれあります。

【カフェ】
3階には眺めの良いカフェテリアがあります。

【ミュージアムショップ】
1階の出口付近には、ウフィツィ美術館で展示されている作品のグッズや関連書籍を扱うミュージアムショップがあります。

注意事項

ウフィツィ美術館では2014年から写真・ビデオ撮影が許可されていますが、フラッシュ撮影は禁止です。また、館内での飲食、携帯通話、ペットや大きな荷物(傘も含む)の持ち込み、作品に触れることは禁止されています。

所要時間

ウフィツィ美術館の観光時間は、3時間が目安となります。有名作品だけに絞って見学するなら1時間、美術館全体を駆け足で回って2時間、じっくりと鑑賞するなら4~5時間以上は必要になります。私達はほぼ全ての展示室を見て回りましたが、やはり3時間はかかってしまいました。

スポンサーリンク

ウフィツィ美術館の予約について

ウフィツィ美術館は2~3時間並ぶこともあるほどの人気スポットなので、事前にチケットを予約していくのがおすすめです。チケットの予約方法は3つあります。
①ウフィツィ美術館公式サイト「B-ticket」から予約(英語)
②チケット販売サイト「ゲットユアガイド」から予約(日本語)
③ウフィツィ美術館チケットオフィス「+39 055-294883」に電話して予約

電話での予約は英語力が必要になるので、今回はこの中でも予約しやすい①ウフィツィ美術館公式サイトの「B-ticket」、②チケット販売サイトの「ゲットユアガイド」で予約する方法について詳しく紹介していきます。

ウフィツィ美術館公式サイトから予約する(英語)

ウフィツィ美術館公式サイトからオンライン購入する場合は、英語での予約となります。当サイトを参考にして起こったトラブルや損害に関しては一切責任を負いかねますので、ご自身の責任のもと進めて下さい。

  ウフィツィ美術館公式予約サイト(英語)

1. 美術館を選択

ウフィツィ美術館の公式予約サイトにアクセスすると、美術館名がいくつか並んだ画面が表示されます。ウフィツィ美術館のチケット予約は左端の「GALLERIA DEGLI UFFIZI」なので、「ACQUISTA IL BIGLIETTO」をクリックします。

2. 表示言語を切り替え

次のページに移動したら、まずはイタリア語から英語に表示言語を切り替えます。画面を一番下までスクロールしていくと言語変更ボタンがあるので、「Inglese(英語)」を選択します。

3. 予約日の選択

①言語が切り替わったら、「Galleria degli Uffizi」と書かれたメニューバーをクリックします。②左端のカレンダーをクリックし、カレンダーの中から予約したい日付を選択します。

すると選択した日付を起点とし、予約の候補日が上から順にリスト表示されます。予約したい日付の右側にある「Tickets」ボタンをクリックし、次の画面へ進みます。

4. 予約時間と購入枚数を選択

①予約時間:上から順に8時15分~17時15分まで、15分刻みで予約可能な時間帯が表示されます。
②購入枚数:一般チケット(大人)は「Intero/Full」なので、横にある「+」ボタンを押して枚数を入力します。子供(18歳以下)も予約が必要なので「Reduced and combo」をクリックし、「Gratuito/Free」に枚数を入力します。※大人・子供どちらも予約手数料の4ユーロが加算されています。

予約時間と購入枚数を選択したら、ページを一番下までスクロールして「Into the shopping cart」をクリックします。

5. 予約内容の確認

ここから先は、20分以内で予約を完了させないとキャンセルされてしまうので気を付けて下さい。予約内容に間違いがなければ、「利用規約とプライバシーポリシーに同意する」欄にチェックを入れ、下の「Continue」をクリックします。

6. 会員登録

チケットの予約には会員登録が必要です。右側の「Register」をクリックして会員登録ページに進みます。

入力項目はたくさんありますが、※印の付いた必須項目だけ入力すればOKです。
①First name:名前(ローマ字で入力)
②Surname:苗字(ローマ字で入力)

③Country:国名(Japanを選択)
④E-mail:メールアドレス
⑤Please repeat your e-mail address:確認用にもう一度メールアドレスを入力

⑥Password:任意のパスワードを設定。8文字以上、英数字の大文字・小文字と記号を組み合わせて下さい。
⑦Repeat password:確認用にもう一度パスワードを入力
⑧「個人情報の取り扱い規約に同意する」にチェックを入れる
①~⑧を入力し、⑨会員登録をする「Registration」をクリックします。

会員登録が完了すると、この画面が表示されるので「Continue」をクリックして次の画面へ進みます。次回以降ログインする際に必要になるパスワードの記載されたメールが送信されているので、確認しておくと良いでしょう。

7. クレジットカード情報の入力

クレジットカードのブランドを選択します。使用できるカードは「VISA」「Mastercard」「JCB」「American Express」「Diners」になります。

カードの選択が完了したら、画面を下にスクロールします。予約内容に間違いがないか改めて確認し、右下の「Buy now」をクリックします。

画面が切り替わったら、「Credit Card」をクリックします。

①~⑥のカード情報を入力し、「Pay」ボタンをクリックして予約は完了です。

①Card Number:クレジットカード番号
②Cardholder’s Name:カード名義人
③Expiration Date:カード有効期限
④CVV2/CVC2:セキュリティコード(カード裏面に記載された3桁の番号)
⑤Email Address:メールアドレス
⑥送信データの取り扱い規約に同意する

8. メールの確認

決済が完了すると、登録したアドレス宛に予約確認メールが届きます。メールに記載されている「Order number(予約番号)」と「Customer data(予約者データ)」を印刷・保存しておきましょう。

9. 予約当日の流れ

予約当日は、ウフィツィ美術館の窓口でチケットを受け取る必要があります。チケット予約者の受け取り窓口「3番」に行き、予約番号と名前を伝えてチケットを受け取りましょう。口頭で伝えても良いですが、プリントアウトしたものを提示するか、スマホで予約メールを見せる方が確実だと思います。チケットを受け取ったら、予約時間に合わせて、予約者専用の入口「1番」から入場します。

 icon-exclamation-triangle ウフィツィ美術館の予約変更・キャンセルについて
ウフィツィ美術館の入場チケットは、いかなる理由があっても自己都合による予約完了後の変更・キャンセルは不可です。当サイトへよくお問い合わせを頂くのが、予定が変わったので予約日時を変更したい、予約時にメールアドレスを間違えて入力してしまったというトラブルです。こういった場合でも再度チケットを予約し直すしか方法はないので、くれぐれも慎重に予約を進めて下さい。

チケット販売サイトから予約する(日本語)

ウフィツィ美術館の入場チケットは、チケット販売サイトのゲットユアガイドから予約することもできます。日本語で簡単に予約できるので、面倒な入力の手間が省けます。チケット料金はピークシーズンが29ユーロローシーズンが20ユーロです。予約手数料はかかりますが、24時間前までなら無料でキャンセルできるのがメリットです。予約当日は公式サイトから予約した場合と同じく、3番窓口でチケットを受け取ります。

  ゲットユアガイド公式サイト(日本語)

フィレンツェカードで優先入場する裏ワザ

フィレンツェカードは、フィレンツェ市内にある美術館・博物館・教会など76の施設に入場できるフリーパスです。フィレンツェカードがあれば、ウフィツィ美術館で並ばずに優先入場できます。カードは1枚85ユーロなのでウフィツィ美術館しか訪れない人にとっては割高ですが、あちこちの観光スポットを巡る方にはお得なカードだと言えます。

  • フィレンツェカードに7ユーロプラスすれば、市内のバス・トラムが無料で乗車できる「フィレンツェカードプラス」が購入できます。
  • カードは最初に入場した施設から72時間有効です。
  • ドゥオモのクーポラ、サンジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼、アカデミア美術館、ヴェッキオ宮、ピッティ宮など主要な観光スポットに優先入場できます。
  • カードの購入場所は市内に10か所あり、「フィレンツェ駅前観光案内所」「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会チケット売り場」「ヴェッキオ宮チケット売り場」が便利です。

詳細情報は、フィレンツェカード公式サイトをご覧ください。

フィレンツェカードでウフィツィ美術館へ入場する際には、電話での事前予約が必須となってしまいました。(+39)055-294883に電話し、当日は3番窓口で予約番号と引き換えに優先入場チケットを受け取るという流れです。ウフィツィ美術館の予約専用ダイヤルは英語とイタリア語にしか対応していないので、語学力がなければちょっと厳しいと思います。

「予約なし」でウフィツィ美術館の行列を回避するポイント

ウフィツィ美術館で並ばずに入場するには予約が便利と分かっていても、スケジュールの都合で予約が難しい方もいますよね。予約なしでウフィツィ美術館を訪れる場合は、以下3つの方法を参考にしてみて下さい。少しでも行列を回避することができると思います。

①オフシーズンを狙う:夏のバカンス時期は特に混雑します。

②平日に訪れる:当たり前ですが、土日祝も混雑します。毎月第一日曜は無料で入館できる日なので、この日も避けた方が良いです。

③比較的空いている時間に行く朝一番の7:45(開館30分前)、ランチタイムの13:00、夕方の16:00が狙い目の時間帯となります。

スポンサーリンク

ウフィツィ美術館の必見作品10選

ウフィツィ美術館で、私達がこれだけは見逃せないと思った見どころを紹介します。「ヴィーナスの誕生」や「春」など、教科書で一度は目にしたことがある名画がずらり。挙げようと思えば何十点でも紹介できるのですが、今回は時間がない人も楽しめるよう10点だけに絞り込みました。

第8室 フィリッポ・リッピ「聖母子と二天使」

第8室 ピエロ・デッラ・フランチェスカ「ウルビーノ公夫妻の肖像」

第10-14室 ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」

第10-14室 ボッティチェッリ「春(プリマヴェーラ)」

第15室 フーゴー・ファン・デル・グース「ポルティナーリ祭壇画」

第26室 ラファエロ「自画像」

第28室 ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」

第35室 レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」

第35室 ミケランジェロ「聖家族」

第66室 ラファエロ「ひわの聖母」

タイトルとURLをコピーしました