映画「ローマの休日」で、グレゴリー・ぺック扮する新聞記者が真実の口に手を入れて噛み切られたフリをします。これを見たオードリー・ヘプバーン扮するアン王女は泣き叫んでしまう、というワンシーンで一躍有名となったスポットが真実の口です。他の観光地からは少し離れているので、簡単な行き方を2つ紹介していきます。
真実の口(サンタマリアインコスメディン教会)について
開館時間
夏期 9:30~18:00
冬期 9:30~17:00
※最終入場は閉館の10分前
休館日
なし
入場料
2ユーロ
注意事項
写真撮影は1回のみに制限されています。教会なので露出の多い格好は控えましょう。
真実の口の行き方
①「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」または「カンピドリオ広場」から歩いて向かう。地図上の緑ルートで約700m、徒歩9分です。
②最寄りの地下鉄チルコ・マッシモ駅から歩いて向かう。地図上の青ルートで約750m、徒歩10分です。→私達はこの方法で行きました。
ローマの地下鉄は、A線とB線の2路線しかないので非常に分かりやすいです。チルコ・マッシモ駅はB線です。ローマのメインステーションである「テルミニ駅」からは3駅、コロッセオがある「コロッセオ駅」からは1駅、同じB線なので乗り換えはありません。
こちらの自動券売機でチケットを購入します。チケットの種類は1.50ユーロの1回券、7ユーロの24時間券、12.5ユーロの48時間券、18ユーロの72時間券、24ユーロの7日券の5種類があります。今回は1回券(100分間有効)を購入しました。
こちらがチルコ・マッシモ駅です。駅の出入口は「アヴェンティーノ通り」という大きな通りを挟んで2か所あります。この出入口は「レビッビア方面行き」と「ラウレンティーナ方面行き」に分かれています。構内から反対のホームへ行くことができないので、注意してくださいね。
※テルミニ駅またはコロッセオ駅から来た場合は、「ラウレンティーナ方面出入口」から出ます。逆にテルミニ駅またはコロッセオ駅へ向かう場合は、「レビッビア方面出入口」から入りましょう。
駅の目の前には、遺跡が少しだけ残っている草原の広場があります。こちらは駅名の由来にもなっている、古代ローマ遺跡のチルコ・マッシモです。約15万人を収容できた戦車競争や運動競技が行われていた場所で、見学は自由です。駅から真実の口へは、チルコ・マッシモに沿って真っ直ぐ10分ほど歩くだけです。
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真実の口の入場レポート
しばらくすると、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会が見えてきました。実は、この教会の廊下に飾られている大理石の円盤が「真実の口」なんです!教会正面の右手にある入口から入場し、列に並びます。いつも行列ができていますが、待ち時間は15~30分くらいと考えておくと良いでしょう。
15分ほど待って順番がきました。シャッターチャンスは数回しかないので、急いで撮影しましょう!皆さんお決まりの、口に手を突っ込んだポーズで撮影していましたよ。真実の口って、古代ローマ時代に使われていたマンホールの蓋なんだとか(笑)この蓋を作った人も、まさかこんな使われ方をするとは思ってもみなかったのでは?
撮影を終えると、教会内部を通って出口へ向かう順路になっています。6世紀に建てられた木造屋根の教会で、内部はとても質素な造りでした。
床は一面、大理石の美しいモザイクで覆われ、壁にはフレスコ画が状態良く残っていました。
教会を出ると、目の前に噴水と2つの神殿がある真実の口広場がありました。噴水の左側にあるのが「エルコレ・ヴィンチィトーレ神殿」、噴水の奥にあるのが「ポルトゥーノ神殿」です。
エルコレ・ヴィンチィトーレ神殿は、20本の円柱に囲まれた円形の神殿で、ポルトゥヌス神殿は正面に4本の円柱がある四角い神殿です。この2神殿もローマの休日に映っており、アン王女が警察から出てきたシーンで登場します。真実の口は日本人に人気のスポットですから、ぜひ訪れてみてくださいね。
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