ヴェッキオ橋とフィレンツェ駅周辺を気ままに散策してみました!

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2日目 ピサの斜塔とヴェッキオ橋周辺
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午前中はピサの斜塔までショートトリップしていたので、午後はフィレンツェ市内をぶらりと散策したいと思います。ドゥオモ周辺はまた改めて観光するので、今回はヴェッキオ橋サンタ・マリア・ノヴェッラ教会周辺にあるスポットを巡ります。

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フィレンツェ観光スポットの地図

今回私達が訪れた、フィレンツェの観光スポットです。青線でマーカーを引いてる部分は、ヴァザーリの回廊になります。

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ヴェッキオ橋の周辺観光

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1日目にウフィツィ美術館を訪れた時と同じ道を歩いて、ヴェッキオ橋までやってきました。ヴェッキオ橋の周辺は観光客でごった返していますね。それより気になったのが、前を歩く婦警さんのヘルメットなんですが…ガンダムっぽくないですか?(笑)

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ヴェッキオ橋(ポンテ・ヴェッキオ)は、アルノ川に架かるフィレンツェ最古の橋です。
橋の上にはびっしりと宝石店が並んでおり、いつ訪れても混雑しています。ヴェッキオ橋の面白いところは上下2層式になっていて、下の層は宝石店が並び、上の層は回廊になっているんです。これが後ほど紹介する「ヴァザーリの回廊」になります。

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近くで見ると、橋の上に建物がはみ出しちゃってますね。建築基準とか大丈夫なのかな。そういえばディズニーシーにもヴェッキオ橋をモデルにした橋があるんですよね。

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ヴェッキオ橋の上からは、こんな感じでアルノ川を一望できます。

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400年以上も前から、このような金細工店や宝石店がヴェッキオ橋の上に建ち並んでいます。元々は肉屋さんなど生鮮のお店が軒を連ねていましたが、悪臭を嫌がったフェルナンド1世が宝石店など匂いのしないお店を集めたそうです。

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左のイノシシの置物は、とても精巧な銀細工で出来ていました。右のサルの置物は、万国共通の「見ざる・言わざる・聞かざる」ですね。

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こちらのアーチ状になった部分が、約1キロに渡って続くヴァザーリの回廊です。ウフィツィ美術館からヴェッキオ橋の上を通って、ピッティ宮まで結ばれている回廊です。当時フィレンツェを支配していたメディチ家の人間が、ウフィツィ美術館(当時は政庁舎だった)からピッティ宮(自宅)まで移動するのに使われていた秘密の通路なんです!

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この回廊には約700点の絵画が展示されていますが、普段は一般公開されていないスポットです。回廊を見学するには、「不定期開催の一般公開に合わせて訪れる」または「オプショナルツアーに参加する」しか方法はありません。

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そして回廊で繋がっているピッティ宮には、5つの美術館・博物館と庭園があります。15世紀にメディチ家のライバルだったピッティ家が宮殿の建設に取り掛かりますが、完成前に当主が亡くなってしまいました。その後メディチ家のコジモ1世が病気の妻のために購入し、改築したのがピッティ宮です。

※ピッティ宮の美術館・博物館と庭園は、それぞれ営業時間が違います。
【パラティーナ美術館】【近代美術館】
時間:8:15~18:50
休日:月曜、1/1、5/1、12/25
料金:8.50ユーロ(パラティーナ美術館と近代美術館の共通チケット)
【衣装博物館】【銀器博物館】【ボーボリ庭園】
時間:8:15~18:30、11月~2月は~16:30、3月は~17:30、6月~8月は~18:50(ボーボリ庭園のみ~19:30)
休日:第1・最終月曜、1/1、5/1、12/25
【磁器博物館】
時間:8:15~18:15、11月~2月は~16:15、3月は~17:15、6月~8月は~18:30
休日:第1・最終月曜、1/1、5/1、12/25
料金:7ユーロ(衣装博物館・銀器博物館・ボーボリ庭園・磁器博物館の共通チケット)

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また、フィレンツェは「アルティジャーノ=職人」の街としても有名なんです!街には様々な工房があり、特に革製品やマーブル紙はお土産にもおすすめです。この辺りには素敵なお店がたくさんあったので、ショッピングも楽しんでみてくださいね。

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こちらはマーブル紙の専門店になります。色鮮やかな模様の小物入れやブックカバーなど、マーブル紙で出来た色んなグッズが置いてありました。

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マーブル紙がどうやって作られているのか、店内で実演してもらえました!溶液の上にインクを垂らし、インクを櫛ですいて、紙に写し取ったら出来上がりです。一見すると適当にインクを垂らしているようですが、実は計算して垂らしているそうです。しかも女性の職人さんで、すごい職人技が見られて感動しました。

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フィレンツェ駅の周辺観光

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さて、続いてはフィレンツェSMN駅の周辺まで戻ってきました。こちらは、フィレンツェSMN駅の目の前にあるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会です。駅名の由来にもなった教会で、ドミニコ派修道会の拠点として13~14世紀に建てられました。マサッチオ作「三位一体」、フィリッポ・リッピ作の祭壇画、ギルランダイオ作「聖母マリアの生涯」など多くの芸術作品が収められています。

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駅側から見ると茶色の外観ですが、広場側の正面からは白いファサードが美しい教会です。

【サンタ・マリア・ノヴェッラ教会】
時間:9:00~17:30、金曜11:00~、土曜~17:00
日曜・祝日12:00~17:00(7~9月)、13:00~17:00(10~6月)
料金:5ユーロ

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次は、教会の近くにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に向かいました。こちらは世界最古の薬局と言われており、なんと800年以上の歴史があります。サンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属の薬局で、修道士たちが薬草を育て調合していたのが始まりです。コスメや石鹸・香水など、女性が大好きなアイテムをたくさん扱っています。

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店内は美術館のような格式高い雰囲気で、日本語の商品リストも置いてあります。東京・大阪などいくつか支店がありますが、日本で購入すると2~3倍の価格がするので現地購入がおすすめです。入口が非常に分かりにくいので、見落とさないように注意してくださいね。

【サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局】
時間:年中無休 9:00~20:00

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さて少し移動してやってきたのが、メディチ家一族の墓所であるメディチ家礼拝堂です。外観は地味なのですが、内部はメディチ家の財力を見せつけるかのような豪華さなんです。特にミケランジェロが設計した「新聖具室」は必見ポイントです。

【メディチ家礼拝堂】
時間:8:15~16:50
休日:第1・3・5月曜、第2・4日曜、1/1、5/1、12/25
料金:6ユーロ

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礼拝堂と隣合っているのが、メディチ家一族を祀るサン・ロレンツォ教会になります。未完成でむき出しのままのファサードが寂しげですが、フィリッポ・リッピの「受胎告知」などがあり内部は意外に豪華でした。これでフィレンツェ2日目の日程は終了しました。今回紹介したスポットは、必須の観光地ではありませんが時間があればぜひ訪れてみて下さいね。

フィレンツェは見どころがコンパクトにまとまっているので、基本的に徒歩で観光できる街です。自力でも観光しやすい街ですが、オプショナルツアーを利用するとより効率良く観光できます。

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